ダイビング>レギュレーターの構造とその役目

レギュレータは、タンクの空気を供給・排出する為の
器材です。
今まで挙げた器材とは異なり、これらがあってこそ、
スキューバダイビングじゃ。なんて感じがします。

水中で陸上と同じ様に呼吸する為の機材である
レギュレータ。ただ単にタンクにホースを繋いだだけの
単純なものではなく、その仕組みは意外と複雑になって
います。

レギュレータには、高圧縮されたタンクの空気を、
周囲の水圧に併せて供給する機能があります。
単純に空気を供給し排出するだけではなく、
この機能がついているからどの水深でも自然な呼吸が
可能になるんですね。

レギュレータは、タンクに接続する「ファーストステージ」
呼吸に使う「セカンドステージ」、
そしてファーストステージとセカンドステージを繋ぐ
「中圧ホース」の3つで構成されています。
この構成がポイントで、タンクのエアーは、
まずファーストステージで周囲の水圧より8〜10kgに
減圧されます。
その後セカンドステージで周囲の水圧と同じ圧力まで
減圧します。
2段階に分けて減圧することで、呼吸の力に応じたエアー
を、スムーズに供給できる仕組みになっています。